2021-01-01から1ヶ月間の記事一覧

駒澤大学、13年ぶりの総合優勝。「不思議な勝ち」を呼んだ、大八木監督の執念と4年生の献身。

「不思議な勝ち方をさせていただいて……」 レース後の囲み取材で、駒澤大学の大八木弘明監督はしみじみとこう呟いた。 史上稀に見る大逆転劇で総合優勝を勝ち取りながら、高揚感にひたる様子はあまりない。駒大目線でレースを振り返ると、その理由が見えてく…

箱根駅伝の混戦を生んだ「厚底シューズ、コロナ禍、五輪」

正月恒例の第97回箱根駅伝は、駒沢大学が最終10区の残り2キロで創価大を逆転、昨年11月の全日本大学駅伝に続いて、13年ぶりの総合優勝を手にした。アンカーによる大逆転は、順天堂大が駒大を抜いた2001年以来、通算9度目。創価大の往路Vはある程度予想さ…

《箱根駅伝》四強・明大は、なぜ“シードすら”取れなかったのか?「大学駅伝の戦国化が進む」2つの要因

駒澤大学の劇的な逆転優勝で幕を閉じた第97回箱根駅伝。ただ、レースを大きく盛り上げ、主役を演じたのは間違いなく出場4回目の創価大学だった。選手が見せた強豪校に劣らない強く、溌剌とした走りは、観ている人の心に刺さったに違いない。 しかし、その前…

高校駅伝ケニア人留学生の年齢詐称疑惑が尽きない! その実情と打開策は?

正月の「箱根」で今季の注目大会も終幕した駅伝だが、高校から大学、社会人までケニア人選手が大活躍した。中でも、12月の全国高校駅伝でアベック優勝を遂げた世羅(広島)の2人(男子3区、女子最終5区)のケニア人留学生は、ともに区間優勝で勝利に貢…

全力尽くした箱根駅伝、挫折は人生のバネに…青山学院大5区・竹石尚人(4年)

駒大が13年ぶり7度目の総合優勝を果たした第97回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝=読売新聞社共催)。大会史上に残る最終10区残り2キロでの逆転劇の陰で、別のドラマも演じられていた。卒業を1年延ばして「山の神」を目指した5年生。箱根駅…

【生島淳が見た箱根駅伝】創価大は「人」にフォーカスした指導で2位の快挙!一方、強豪校エースたちの不発の要因とは?

最終10区の劇的逆転。「創価大で決まりか」と弛緩していたプレスルームの雰囲気がさっと緊張したのは、残り10kmからでした。 2008年以来となる駒大の優勝。 劇的な展開も手伝ってか、関東地区での視聴率は史上最高。 そして今年は、例年にも増して駒澤大学の…

有力校が失速した箱根駅伝。総合2位・創価大躍進の舞台裏

2021年1月2日、3日に開催された第97回箱根駅伝は、新型コロナウイルス感染拡大の予防対策として沿道での応援自粛が呼び掛けられ、静かな大会となった。 しかし、レースは最後まで熱く盛り上がる展開となった。その中心にいたのは、4回目の出場で往路優勝…

箱根駅伝2021「TVじゃないと見られなかった名場面」

コロナ禍で沿道での応援自粛が呼び掛けられた今年。毎年現地観戦をしている駅伝マニア集団「EKIDEN News」( @EKIDEN_News )の西本武司さんとポールさんも今年は観戦を自粛。ラジオ局「文化放送」に陣取り、同じく観戦や取材の機会をなくした出場校の学生新…

箱根駅伝、リタイアしたエースは何を語るか

雑誌「Sports Graphic Number」と「NumberWeb」に掲載された記事のなかから、トップアスリートや指導者たちの「名言」を紹介します。今回は箱根駅伝をめぐる3つの言葉です。 number.bunshun.jp

青学大・原監督「東京ドーム発着」「全国化」のダブル提案

新型コロナウイルス第3波の中で行われた第97回東京箱根間往復大学駅伝(2、3日)は、駒沢大の13年ぶり7度目となる総合優勝で幕を閉じた。本命だった昨年王者の青山学院大は往路でまさかの12位。意地の復路優勝を果たすも、総合4位に終わった。し…

気の早い第98回大会展望 駒大を中心に創価大、東洋大、青学大が「4強」か 大混戦必至

今季の全日本大学駅伝(昨年11月)を制した駒大が最終10区で大逆転劇を演じ、13年ぶり7度目の優勝を飾った。駒大のアンカー石川拓慎(3年)はタスキを受けた時点で、創価大のアンカー小野寺勇樹(3年)と3分19秒、距離にして1キロ以上も大差が…

箱根駅伝出場者は就活に有利? 「選手と主務の序列は…」実業団チームから商社、消防士、YouTuberまで

正月の箱根駅伝でキラキラに輝いて見える学生ランナーたち。彼らの多くは、走ることに大学生活を捧げているといっても過言ではないだろう。しかし、人生のドラマは大手町のゴールで終わるわけではない。箱根駅伝を“卒業”した後も、人生は続くことになる。 果…

第97回箱根駅伝 復路結果

【総 合】 駒澤大 10:56:04 【往 路】 創価大 5:28.08 【復 路】 青学大 5:25.33 駒大が10区で大逆転の総合V 大八木監督「諦めなければ何かある」13年ぶり7度目 往路3位の駒大が、最終10区で“逆転の駒大”の異名の通り、大逆転で総合優勝を成し遂げ…

【波乱の箱根駅伝】最強世代「往路を走った1年生16人」の“明暗” 青学大・佐藤一世(4区)は「50点くらい…」

今回の箱根駅伝ほど、「1年生」が注目された大会はないだろう。 コロナ禍の中でようやく行われた夏の競技会、9月の全日本インカレ、そして11月1日に行われた全日本大学駅伝では三浦龍司(順天堂大)、佐藤一世(青山学院大)、石原翔太郎(東海大)の3人が区…

第97回箱根駅伝 往路

sports.yahoo.co.jp 箱根駅伝超スロースタート 瀬古氏「見たことない」 コロナ禍の箱根駅伝は、異例のスタートとなった。「応援したいから、応援にいかない」というキャッチコピーで沿道の応援自粛を要請。静かなスタートをきると21人のランナーはジョギング…

クールにごぼう抜き、それが規格外ルーキーの流儀…三浦龍司(順天堂大1年)箱根駅伝エースの群像

第97回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)は来年1月2、3日、東京・大手町の読売新聞社前から箱根・芦ノ湖までを往復する10区間217・1キロで行われる。強豪復活を狙う順天堂大の三浦龍司(1年)ら、チームの浮沈を握る強豪校のエースランナ…