3000m障害・三浦龍司が見せたハイレベルな「海外仕様」への試金石。「じれったくなっても前に出ない」の意図

 3000m障害の今季初戦として5月8日のセイコーゴールデングランプリ陸上2022(セイコーGGP)に臨んだ東京五輪7位の三浦龍司(順大3年)。レースプランは「ラスト1000mで切り替えて、(ペースを)上げるところまで上げる」というものだった。そして狙い通り、ラスト1000mで先頭に立つと周囲を引き離し、8分22秒25で優勝を遂げた。オレゴン世界選手権の参加標準記録(8分22秒00)をすでに突破済みの三浦にとって、国内第一人者として結果はもちろん今回は内容にこだわったレース。プランも、指導する順大の長門俊介・駅伝監督と決めたものだった。

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