大八木弘明監督(妻:京子さん)とマラソン日本記録保持者大迫傑(妻:あゆみさん)対談

 箱根駅伝で13年ぶりの総合優勝を飾った駒澤大学日本記録を2度更新し、東京オリンピックラソン日本代表となった大迫傑
 それぞれの走りを陰ながら支えているのが、駒澤大学陸上競技部大八木弘明監督の妻で、26年間選手の食事を作り続けてきた京子さんと、大迫の妻のあゆみさんだ。
 選手の食をサポートするために栄養関係の資格も取得した2人が、駒澤大陸上競技部の元マネージャーで、現在川内優輝のモノマネ芸人として活躍するM高史とともに、選手たちの食事のエピソードを語る。

箱根駅伝当日の朝ごはんって」「優勝の夜の祝杯は?」 駒大寮母と大迫傑の妻が語るトップランナーの食生活

大迫 箱根駅伝、優勝おめでとうございます。

大八木 ありがとうございます。

大迫 今日初めて寮に伺ったのですが、今、陸上競技部には何人ぐらいいらっしゃるんですか?

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「漢だろ!は言いません(笑)」「20%はすごく真剣に…」大八木監督と大迫傑の妻は大会をどう見ている?

大八木 やっぱりしっかり食べて走るというのが基本ですよね。寮ではお菓子などは禁止していませんが、まずは食事をしっかり食べるようにと言っています。うちは基本的におかずの量は同じで、ご飯の量は選手に任せているのですが、なんとなくどれぐらい食べているかは見るようにしています。なかにはどうしても食が細い子もいますので、ゆっくりでもいいから食べるように、それでも無理なら、何回かに分けて食べてもいいと言っていますね。

大迫 先日、女子高校生の選手向けにセミナーをしたのですが、「軽い方が速く走れると言われ、体重を落とすために食事制限をしたら生理が来ない」という質問が出たり、保護者の方が私のところに既に十分絞れていて細身の娘さんを連れてきて「この子太ってますよね。もっとやせた方がいいですよね」と血眼で言うのを見てすごく心配になりました。