<1980年からの手紙 幻のモスクワ五輪代表>思い空回り 俺みたいになるなよ マラソン・瀬古利彦さん

 1980年代、男子マラソン瀬古利彦さん(63)は10戦8勝を誇り、間違いなく世界で一番強い時期があった。だが、3度代表に選ばれた五輪には「縁」がなかった。いま振り返れば、歯車が狂ったのが、80年モスクワ五輪だったという。悲劇のランナーが幻の五輪を振り返り、東京五輪を目指す選手に「俺みたいになるなよ」と呼び掛ける。

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