五輪を連覇中の女子スター選手、セメンヤを狙い撃ちした国際陸連

 「こんな規則を作る暇があったら、もっと違うことに時間を割いてほしい」

 先月末に国際陸上競技連盟(以下、国際陸連)がある規則を発表すると、トップ選手たちが怒りとフラストレーションを口にした。

 「こんな規則」とは、男性ホルモンのテストステロン値が高い女子選手に対して出場資格を制限する。しかし値が高い選手は投薬によって基準値を下回れば出場を認める、というもの。この規則は2018年11月から採用されることになった。該当する選手が薬物摂取を拒否した場合、来年のドーハ世界陸上東京五輪への出場には赤信号が灯る。

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