原晋監督著『フツーの会社員だった僕が、青山学院大学を箱根駅伝優勝に導いた47の言葉』

 いよいよ箱根駅伝の開幕だ。そして、その本命はやはり青山学院大学だろう。今シーズンの三大駅伝青学大は、出雲駅伝2位、全日本大学駅伝2位、と安定した力を見せている。

 コロナ禍で学生スポーツが今まで通りにできない中、青山学院の選手たちは万全の感染対策をしながら、原晋監督と寮母である原美穂さんを中心に寮生活を送り、練習を重ねてきた。

 逆境の中でも、なぜ常勝軍団をつくることができるのか。その秘密を解き明かす、原晋監督著『フツーの会社員だった僕が、青山学院大学を箱根駅伝優勝に導いた47の言葉』(アスコム刊)から、「体育会流の『ハイッ!』といい返事」をする人間は伸びない、の章を抜粋して紹介する

 

原晋監督「体育会流の『ハイッ!』といい返事をする人間は伸びない」箱根の常勝軍団・青学で“ヤンチャな学生”が輝く理由

なんでも「ハイッ!」と答える学生には、全然魅力を感じない

勝負する相手は監督ではない

 スカウティングで全国の高校を回っていると、こちらの問いかけに「ハイッ!」と明るく元気に返事をする選手が多いことに気づきます。

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「じんの」ではなく「かみの」…7年前、箱根での神野大地の“ジョーク”を原晋監督が評価するワケ「『チャラい』は最高のほめ言葉」

青学カラーに合わない人材は採用しない

組織のカラーに合わない人材は、能力発揮に時間がかかる

 人材の見極めに関して、私はもう一つ意識していることがあります。それは、青学陸上競技部の文化や環境、言い換えると青学カラーに合わない人材は採用しないことです。私は、どんなに超一流の素質を持っていても、チームカラーに合わなければとらない覚悟を持っています。特に短期的に結果を求められる組織では、そうするべきだと考えます。

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なぜ青学の選手には拘束がなくても“覚悟”があるのか? 原監督が後悔を告白「パチンコ、コンパに明け暮れるダメな陸上部員だった」

大学時代「パチンコ、コンパに明け暮れるダメな陸上部員だった」

覚悟があった高校時代、覚悟が足りなかった大学時代

 覚悟ができている人材は伸びる。これは、私自身の陸上生活から学んだことです。

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