第96回箱根駅伝 関連記事

区間エントリーから読む第96回箱根駅伝。 直球と変化球が交錯する各校の“戦術駅伝”やいかに。

 青山学院大学の原晋監督が言った。

「今季の箱根駅伝は、『戦術駅伝』になります」

 戦術駅伝とは、どういった駅伝なのか。端的にいえば、「監督の采配(区間配置)によって順位が入れ替わる駅伝」という意味だ。

 長年観察してくると、監督によって「直球」を選択する場合と、「変化球」で挑む場合がある。

 今大会でいわゆる「5強」を形成している東海大学青山学院大学東洋大学駒澤大学國學院大學の監督が、どういった球種で区間エントリーを行ったのかを見ていこう。

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箱根駅伝区間エントリーからレース展開と各大学の思惑を予想した

12月29日に発表された、第96回箱根駅伝区間エントリーを受けて、狙いと走りを予想していく。 
 主力を控えメンバーに入れることなく、正面から往路勝負を挑んできたのは東洋大だ。学生最強と称され注目されている相澤晃(4年)は、前回驚異的な区間新記録で走った4区ではなく、2区にエントリーしてきた。さらに1区は2年連続区間賞を獲得している西山和弥(3年)と順当な布陣にしてきた。

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区間エントリーから読む第96回箱根駅伝。 直球と変化球が交錯する各校の“戦術駅伝”やいかに。

 東洋大のカギを握るのは1区・西山和弥(3年)のロケットスタート。前回は大迫傑早大)以来となる2年連続の1区区間賞を獲得し、3年連続なら史上初の快挙だ。実力を発揮できなかった今季の出雲駅伝全日本大学駅伝の悔しさも糧に、6年ぶりの総合優勝へ導く。

 3年連続で1区にエントリーされた西山は「箱根駅伝の1区だけは譲れない思いがある。誰が来ても、負けるわけにはいかない」と強い決意を口にした。大エース・相沢晃(4年)を擁する優勝候補の浮沈を握るスターターは、この男しかいない。

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