五輪惨敗から1カ月…桐生祥秀「走り方からぜんぶ変えました」 日本スプリント勢が世界と戦えなかった“2つの理由”

 男子100mは89年ぶりのファイナル進出、同4×100mリレーは悲願の金メダル。そんな期待が膨らんでいた東京五輪だが、日本のスプリント勢は“惨敗”した。

【写真】100m決勝8人中5人が着用の「高速スパイク」とは?(日本選手は着用なし)

 男子100m予選は日本選手権王者の多田修平が1組で10秒22(+0.2)の6着、今季9秒95の日本記録を樹立した山縣亮太は3組で10秒15(+0.1)の4着、9秒98の自己ベストを持つ小池祐貴は4組で10秒22(±0)の4着。五輪では17年ぶりに3人全員が予選で敗退した。

 そして男子4×100mリレーも苦しんだ。多田、山縣、桐生祥秀、小池のオーダーで臨んだ予選は全体9番目の38秒16(1組3着)で通過。決勝は「攻めのバトン」を選択した結果、2走・山縣にバトンが届かない。決勝レースを走ることができなかった桐生は、「日本の国旗をこの舞台で掲げたかったんですけど、こういう結果になったのは誰も悪くない」と涙を浮かべていた。

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