「眼が違う」大迫傑がずっと考えていた“陸上界のこと”…Twitterでのマラソン挑戦表明も、ラストレース発言も“異質”だった

 あの選手は「眼が違う」。

 よく先輩記者から聞いていた言葉だ。

 初めて大迫傑にインタビュー取材をして、その意味を改めて理解した。

 テレビの記者として初めて取材した陸上の選手が大迫だった。早稲田大学の合宿へ足を運び、自転車で並走して彼を追う。当時の筆者はサッカー部出身の駆け出しのADで、陸上のことなんて全く知らなかった。だが、陸上競技のことを「箱根駅伝」と答えてしまう新人記者の目にも、大迫は魅力的なアスリートに映った。

number.bunshun.jp