世界陸上でメダル期待のリレー。現時点での「走順予想」はこうなる
日本陸上選手権大会が終了した翌日の6月26日。日本陸上競技連盟は、すでに発表されている8月の世界陸上(ロンドン)男女マラソンと競歩の代表に加え、トラック&フィールドの代表19名を発表した。
【写真】メダリストをゴボウ抜きのサニブラウン。速さの秘密は?
その中でもメダル獲得有望種目である男子4×100mリレーは、100mと200mで代表権を獲得したサニブラウン・ハキーム(東京陸協)、彗星のごとく現れた多田修平(関西学院大)、リオ五輪のリレーメンバーだった、ケンブリッジ飛鳥(ナイキ)、飯塚翔太(ミズノ)に加え、100m4位の桐生祥秀(東洋大)と200m2位の藤光謙司(ゼンリン)がリレー要員として選出された。
桐生祥秀が発した「3番以内」の言葉に覚えた違和感
「しっかりと3番以内に入って世界選手権の代表権をとらないといけない」
取材エリアで聞いた言葉が耳に残った。
陸上日本選手権第1日の23日、男子100メートル準決勝。日本歴代2位の10秒01を持つ桐生祥秀(21=東洋大)は2着通過を決めた後、決勝に向けてそう言った。史上最高レベルの日本一決定レースを前にして「3番以内」という言葉に高揚感は感じられない。
マラソン重友梨佐、世界選手権へ「入賞できるよう」
陸上の世界選手権(8月・ロンドン)女子マラソン代表の重友梨佐(29=天満屋)が27日、拠点の岡山市で練習を報道陣に公開し「しっかり結果を残すのが目標。入賞できるよう頑張りたい」と意気込みを述べた。
女子5000メートルと10000メートル代表の鈴木亜由子(25=日本郵政グループ)は「世界の舞台で強い走りをしたい」と名誉挽回を誓った。
川内優輝、豪に出発「ロンドンにつながるいいレースができれば」
8月のロンドン世界陸上男子マラソン代表の川内優輝(30)=埼玉県庁=が28日、ゴールドコーストマラソン(7月2日、オーストラリア)へ羽田空港から出発。世陸前の最後の大会で「ロンドンにつながるいいレースができれば」と意気込んだ。
マラソンも1万mも…「走る二刀流」大迫傑の進む道
陸上男子長距離の大迫