リレー侍 再結成で圧巻V 東京五輪に光! 日本記録と0秒25差
男子400メートルリレーで、リオデジャネイロ五輪銀メダルの「リレー侍」こと山県亮太(25)=セイコー、飯塚翔太(26)=ミズノ、桐生祥秀(22)=日本生命、ケンブリッジ飛鳥(24)=ナイキ=が日本Aとして再結成。当時樹立した日本記録に0秒25と迫る37秒85で優勝した。
山県―飯塚―桐生―ケンブリッジがリレー日本歴代3位の大会新で優勝
男子400メートルリレーで、16年リオ五輪銀メダルメンバーで出場した日本A(山県―飯塚―桐生―ケンブリッジ)が日本歴代3位となる37秒85の大会新で優勝した。第1走者で好記録に貢献した山県亮太(25)=セイコー=は男子100メートルも10秒13(向かい風0・7メートル)で、17年ロンドン世陸金メダルのガトリン(米国)に次ぐ2位と好走した。今季から新たに国際代理人と契約を結んだことも判明。今後は積極的な海外進出で走力に磨きをかける。
山県、10秒13で2位 日本勢トップもスタートに反省
陸上・セイコー・ゴールデングランプリ大阪(20日、ヤンマースタジアム長居)男子100メートルは向かい風0・7メートルの条件下で行われ、日本歴代2位に並ぶ10秒00の記録を持つ山県亮太(25)=セイコーホールディングス=が10秒13で2位に入った。昨年の世界選手権覇者、ジャスティン・ガトリン(36)=米国=が10秒06で優勝。日本勢初の9秒台となる9秒98の日本記録を持つ桐生祥秀(22)=日本生命=は10秒17で4位だった。
【青戸慎司の目】短距離は戦国時代…山県よく走った、桐生は良い感じ、ケンブリッジも順調
男子100メートルは、山県亮太(25)=セイコー=が10秒13(向かい風0・7メートル)で、17年ロンドン世陸金メダルのガトリン(米国)に次ぐ2位と好走した。
山県君はタイム的に満足していないかもしれないが、気温がやや低い(20度前後)中でよく走れた。(自己記録9秒97の)ヤング(米国)に勝ったことも、自信になるだろう。海外勢に競り勝つ日本人も出てきて、日本全体として力が上がった証拠。短距離は“戦国時代”だと改めて感じている。