東西冷戦下で起きた1979年のソ連(当時)のアフガニスタン侵攻に抗議し、米国や日本などの西側諸国は翌80年のモスクワ五輪をボイコットした。40年の時を経て、今度は東京五輪が世界的な議論の対象となっている。新型コロナウイルスが世界的な感染拡大を続ける中、予定通り開催か、延期か、それとも中止か-。80年に夢の舞台に立つことができなかった「幻の代表」たちが当時を振り返った。
五輪延期でもマラソン代表に「既得権ある」陸連見解
始まった日本マラソンの「高速化」 さらなる記録更新に“必要な環境”とは?
日本陸連、競技会は予定通り開催へ「安全性は確保」
日本陸連の尾県貢専務理事は19日、トップクラスの選手が出場する4月以降の競技会に関して、予定通りに開催する方針を示した。
東京五輪 短距離2種目出場要件
日本陸連 短距離2種目出場に4つのノルマ 決勝級記録、日本選手権2冠、リレー尽力
東京五輪の陸上男子400メートルリレーに万全の状態で臨んで金メダルを獲得するため、個人の100メートルと200メートルの出場を原則1種目に絞る代表選考案を検討していた日本陸上連盟は19日、都内で理事会を開催し、東京五輪日本代表選考基準の修正案を審議し、承認した。選考要項に種目制限の文言を入れなかったが、金メダルの期待が懸かる400メートルリレーには独自の戦略をまとめた。
日本陸連 短距離個人2種目出場容認も“高いハードル” 東京五輪へ「リレー戦略」発表
日本陸連は19日、都内で理事会を開催し、東京五輪男子400メートルリレー金メダル獲得に向けた「リレー戦略」を発表した。万全の状態でリレーに臨むために短距離で個人の出場を原則1種目に絞ることを盛り込んだ昨年12月の選考要項案から種目制限の文言を撤廃、基準を満たした選手は2種目出場を認めることが承認された。ただし、設定基準は厳しく実質的には種目制限と変わらない。短距離2種目の五輪出場を目指す日本記録保持者のサニブラウン・ハキーム(21=米フロリダ大)にとっては高いハードルとなった。