【高岡寿成の目】次回が楽しみな設楽&井上 集団でレースできればまだ伸びる
国内で2時間3分台のレースを見ることができた、という感慨がある。恵まれた気象、フラットなコースという条件もあったが、1キロ2分台のスプリットを刻みながら、そのまま押し切るというのが、やはり世界のレベル。日本勢は「1キロ3分」という既成概念を捨てるべきだ。今後、世界との差を埋めるには、国内レースのペースメークも2分台を基準にするような変化が必要だろう。
日本陸連の瀬古利彦長距離・マラソン強化戦略プロジェクトリーダー(60)はレース後の会見で、2時間8分22秒で日本人最上位の8位に入り、8月の世界選手権(ロンドン)の代表を決定的にした井上大仁(ひろと、24=MHPS)について「若さもある。3年後のオリンピックにも近づいた」と語った。
10キロ通過が29分13秒。高速コースになり、飛ばす外国勢に序盤から食らい付いての2時間8分台に「価値が高い」と評価した。
設楽悠太「辛かった」、服部勇馬「力不足」
リオデジャネイロ五輪1万メートルに出場した初マラソンの設楽悠太(25=ホンダ)は2時間9分27秒の11位(日本人3位)、昨年に続き2度目のマラソン挑戦となった服部勇馬 (23=トヨタ自動車 )は2時間9分46秒の13位(同4位)だった。
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