野口みずきの日本新が更新されずに16年…“元祖お家芸”日本のマラソンはなぜ表彰台から遠のいたのか?

 東京五輪のフィナーレを飾った男子マラソン大迫傑Nike)の走りに胸が熱くなった方は多いだろう。

 世界記録保持者のエリウド・キプチョゲ(ケニア)が30.5km付近から“本気の走り”に切り替えると、11人いた先頭集団は一気に崩壊。大迫は8番手に振り落とされた。

 しかし、ドラマは終わらない。日本のエースは過去のマラソンと同じく、前をじっくりと追いかけた。36km手前で2時間3分30秒の自己ベストを持つアモス・キプルトケニア)らを抜いて6位に浮上。4人の2位集団は約100m先にいる。

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