コケたのに日本記録!? 順大駅伝監督が語る、男子3000m障害・三浦龍司の「“イレギュラー”への対応力」

 ものすごいレースを見た。それが終わった直後の印象だ。6月26日に行われた陸上の第105回日本選手権男子3000mSC決勝、三浦龍司(順大2年)はすでに東京五輪参加標準記録を突破し、3位以内に入れば代表内定だった。しかしこの19歳は2400m過ぎての水濠を越えた着地で転倒したものの、何事もなかったかのように立ち上がり、そこから猛然とスパートをかける。転倒により前に出た2名の選手を一瞬で置き去りにし、自らの持つ日本記録(8分17秒46)を更新する8分15秒99で優勝、東京五輪代表の座を射止めた。

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