松田瑞生が流した尊い涙

五輪代表圏内から補欠へ

 東京五輪女子マラソン代表の「最後の1人」に最も近い存在だった。1月の大阪国際女子を日本歴代6位(当時)の2時間21分47秒で制した松田瑞生ダイハツ)。つかみかけた夢舞台の権利を失ってからわずか4日後。3月12日に福島県郡山市内で行われた五輪代表記者会見に、補欠2番手の立場で出席した。複雑な思いを抱えながらも、「代表候補」として日本代表チームのために参加。24歳の尊い姿だった。

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