故郷福島に恩返しを…元“山の神”今井正人の思い ようやく手にした日本代表の座

 長く険しい道のりを経て、ようやく手にした日本代表の座だった。10度目のマラソンとなった2月の東京マラソンで、日本人3年ぶりとなる2時間7分台で走り、8月の北京世界選手権のチケットを手にした今井正人(30)=トヨタ自動車九州=。順大時代、箱根駅伝の山上り5区での快走から“山の神”と呼ばれた男も、もう30歳となっていた。それでも、それも自分らしいとうなずけた。

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