アジア大会陸上5日目

広州アジア大会は第14日の25日、当地の奥体スタジアムで陸上女子二百メートル決勝が行われ、日本記録保持者の福島千里(22)=北海道ハイテクAC=が、23秒62で初優勝し、22日の百メートルと合わせて、日本女子初の百、二百メートルの短距離2冠を達成した。海外勢を含めると3人目。二百メートルの日本女子の優勝は、82年ニューデリー大会で二百、四百メートルの2冠に輝いた磯崎公美以来6人目。福島は22日に日本女子で44年ぶりに百メートルを制していた。
 陸上女子やり投げで海老原有希(スズキ浜松AC)は61メートル56の日本新で日本勢28年ぶりの優勝を飾った。
 男子200メートルの藤光謙司(セーレン)は20秒74で2位。同400メートル障害で2連覇を狙った成迫健児(ミズノ)は失格し、河北尚広(石丸製麺)が3位。女子400メートル障害では久保倉里美新潟アルビレックス)が3位となった。男子50キロ競歩森岡紘一朗富士通)は3時間47分41秒で3位。