大迫か設楽か、それとも……。 男子マラソン最後の1人は誰だ。

 設楽悠太の進取果敢な飛び出しに度肝を抜かれ、大迫傑の人間味があぶり出されるシーンに息を呑み、中村匠吾と服部勇馬の東京五輪代表内定に拍手を送った9月15日のMGC。マラソンの醍醐味が随所にあふれ出たスリリングなレースを経て、残り1枠を懸けて競う「ファイナルチャレンジ」の楽しみがより一層増している。

 男子の対象レースは12月1日の福岡国際、来年3月1日の東京、同3月8日のびわ湖毎日。ここで、大迫の持つ2時間5分50秒の日本記録より1秒速い「2時間5分49秒」を突破した記録最上位の選手が、3枠目を勝ち取る。条件を満たす者がいない場合はMGC3位の大迫が代表になる。

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