270キロ走り優勝 24時間走の世界選手権

 鳴門市の会社員、石川佳彦さん(29)が7月にイギリスであった24時間走の世界選手権に出場し、270・87キロを走って優勝した。高校時代に長距離走を始めた石川さんは「自分が勝負できる領域」を求め、フルマラソン、100キロ走と距離を伸ばし、24時間走に行き着いた。

 小さなころから長距離を走るのが好きだった石川さんは、鳴門高校で陸上部に入った。ところが競技で走るのは長くて10キロ。走り足りない気持ちと全国大会に進めないつらさを抱え続けていたという。

 卒業して日亜化学に入社。2012年の「とくしまマラソン」では2時間31分のタイムで優勝した。長距離走に狙いを定め、2013年から北海道・サロマ湖岸を走る100キロマラソンレースに毎年出場した。だが順位は最高で7位に入るのが精いっぱい。日本代表の4位以上には届かなかった。

 

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