男子リレー4×100m、リオでメダルを獲る「最強のオーダー」はどれか

 日本選手権終了翌日の6月27日、名古屋市内のホテルで、すでに発表されていた男女マラソンと男子20km、50km競歩の代表12名に加え、男女32名の陸上競技リオデジャネイロ五輪代表が発表された。
 今後は7月11日までに、出場枠を満たしていない種目については、参加標準記録を突破すれば追加される可能性もある。またリレー種目では、すでにリオ五輪の出場枠を獲得している男子4×100mリレーを除いた男女3種目で、世界ランキング上位8位以内(すでに出場枠を得た国を除く)に入れば出場枠を獲得できるという。

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 そんな日本チームがまず目標にするのは、昨年の世界選手権で3走に9秒99の蘇炳添、4走に10秒00の張培萌を擁して銀メダルを獲得した中国だ。中国を破り、彼らが世界選手権の予選で出した37秒92の記録を塗り替えて、アジア記録を奪還する。それができればメダルはぐんと近づいてくる。2020年の東京五輪での活躍を見据える上でもこれくらいの結果は必要不可欠だろう。

 7月後半からの合宿でリレー練習が始まり、そこである程度のオーダーも決まるが、選手たちの目標ももちろん、37秒台の記録とリオ五輪のメダル獲得だ。それができる戦力が整っただけに、期待が大きくなってきた。