川内、アジア金逃せば世界選手権狙わない

 今秋のアジア大会、男子マラソン代表の公務員ランナー川内優輝(27=埼玉県庁)が、埼玉県選手権の男子1500メートルで初優勝した。予選は3分55秒81の全体トップ、決勝も3分56秒48で自己記録(3分50秒51)には届かなかったが「シミュレーション通り。すごく欲しかったタイトルなのでうれしい」と満面の笑みで話した。
 アジア大会で金メダルを逃した場合は「間違いなく(来年の北京)世界選手権は狙わない」と従来の考えを示した。その際は世界選手権代表選考会となる、思い入れのある福岡国際や東京なども「自分が出て(好成績を出せば)選考がややこしくなるから」と回避する徹底ぶり。

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