初の陸上競技会開催で分かった国立競技場の評価とは

 東京五輪のメイン会場となる国立競技場に、つかの間だが競技会にみなぎる活気が戻った。本来ならば、7月24日の五輪開会式で国内のみならず世界中の注目を浴びるはずだった「スポーツの聖地」が、競技で使用されたのは今年元日、サッカー天皇杯決勝(鹿島対神戸)のみ。その後、コロナ禍で五輪が1年延期され、ナショナルスタジアムは眠ったまま周辺も含めて静まりかえっていた。

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