「トラックの格闘技」で日本人は勝てない。 クレイアーロンは定説を覆せるか

 7月23日から3日間、東京陸上選手権が駒沢公園陸上競技場で行なわれた。昨年6月の日本選手権男子800mで史上初めて高校生で制覇を果たしたクレイアーロン竜波(相洋AC)が今回も底力を発揮した。

 クレイアーロンは、この9月からはアメリカのテキサス農工大(テキサスA&M大学)に留学するため、8月中旬の渡米が決まっている。つまり、今回の陸上東京選手権は渡米前の日本で最後のレースだったのだ。結果は、予選と決勝に続いて最初から先頭を走り、ほかの選手を寄せつけない1分50秒54の大会新記録で、見事優勝を飾った。

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