絶対王者・青山学院大学に隙は無し。東洋大学は「万全」で本大会を迎えられるか。

箱根駅伝5連覇に、大学駅伝3冠。

 今回、青山学院大学には箱根駅伝でふたつの偉業達成の期待がかかる。

 しかも、大願成就の確率は極めて高い。

 それを実感させたのは、12月10日に行われた16名の選手をエントリーした後に行なわれた記者発表会見である。発表前、原晋監督は、

「20名ほどの選手が、区間上位で走れる力を持っています。そのなかから16人を選ぶのは、なかなかたいへんなことですよ」

 とうれしい悲鳴を上げていたが、4年生7人、3年生4人、2年生3人、1年生2人という学年間のバランスのいいエントリーとなった。

「学年のバランスが、逆ピラミッド型になっているのがベストなんです。今回はその“黄金比率”が実現できました」

 と原監督は、ここまでの調整に自信をのぞかせる。

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