中長距離ランナーが「スピードをつける」って何をすればいい?

秋以降に駅伝やマラソンが盛んに行われることを考えると、春〜夏のシーズンは、スピード能力を高める時期に当てるべきだと思います。まさしく、今からです!

一つの理由に、気温が関係します。寒い時期に極限のスピードを出して走ることは、怪我の発症率が高くなります。

筋温が低下しやすいのと、路面やシューズの硬度も高くなるからです。筋肉が動きにくい上に、衝撃が強い状況で速く走るのはリスクが大き過ぎますよね。この前にシーズンという考え方を示したのは、そういう意味があります。
「スピードをつける」「スピードが出るようにする」って、単にスピード練習をすれば身に付くと思っていませんか?

スピード練習をすればスピード能力が高まるのは、練習内容にもよりますが、効果は、3〜4割程度と思ったほうがいいでしょう。「スピード練習をしてスピードランナーに変身できる人は限られる」という言い方でもいいのかもしれません。




弘山勉ブログ》より