鈴木 世界記録に関連して。

競歩ってこんな競技》
 ▽歴史 五輪では32年ロサンゼルス大会で男子50キロを実施。56年メルボルン大会で男子20キロが加わり、92年バルセロナ大会から女子10キロが実施され、00年シドニー大会から20キロに延長された。

 ▽スピード 50キロ競歩の日本記録は09年4月に山崎勇喜がマークした3時間40分12秒。このタイムをマラソンに換算すると3時間6分前後の記録になる。

 ▽ルール (1)常にどちらかの足が地面に接していなければならない(2)接地の瞬間から地面と垂直になるまで、前脚の膝を伸ばさなければならない。(1)に違反するとロス・オブ・コンタクト、(2)に違反するとベント・ニーという反則を取られる。違反している恐れがある選手は、審判からイエローカード(注意)を提示される。明らかな違反の場合、レッドカード(警告)となり、累積3枚で失格に。


《陸上で世界記録を出した、主な日本人》
 ☆高橋尚子 01年のベルリン・マラソンで、女子マラソン史上初めて2時間20分切りとなる2時間19分46秒。1週間後のシカゴでヌデレバ(ケニア)が2時間18分47秒に更新した。

 ☆重松森雄 65年ウィンザー・マラソンで、2時間12分0秒をマーク。

 ☆田島直人 36年ベルリン五輪の男子三段跳びで16メートル00を跳び、金メダルを獲得した。

 ☆南部忠平 31年に走り幅跳びで7メートル98の世界新記録。32年ロサンゼルス五輪男子三段跳び世界新の15メートル72で制した。

 ☆人見絹枝 28年に女子100メートルで12秒2の世界新記録。他にも200、400メートル、走り幅跳び三段跳びでも世界記録を保持した。