日本の男子マラソンが活気づいている。2月の東京マラソンで設楽悠太(ホンダ)が2時間6分11秒の日本新を出して高岡寿成(現カネボウ監督)の記録を16年ぶりに破ると、10月のシカゴ・マラソンでは大迫傑(ナイキ)が日本人初の2時間5分台となる2時間5分50秒で日本記録を更新。8月のジャカルタ・アジア大会では井上大仁(MHPS)がこの種目で32年ぶりとなる金メダルに輝いた。長いトンネルを抜けた理由を大迫の話を通して探った。
2020年東京五輪のマラソン代表選考会「グランドチャンピオンシップ(GC)」は、男女とも19年9月15日に行われる。