役者はそろった!旭化成16年ぶり栄冠に死角なし

 全日本実業団対抗駅伝ニューイヤー駅伝)は16年1月1日、前橋市群馬県庁前を発着点とする7区間(100キロ)で行われる。21回の最多優勝回数を誇る旭化成が、21世紀初優勝に挑戦する。
 今夏の北京世界陸上には鎧坂哲哉(25)と村山謙太(22)が1万メートルに、村山紘太(22)が5000メートルに出場。長距離種目で日本代表が最も多いチームになった。現場の指揮を、宗猛総監督から昨年引き継いだ西政幸監督は「今季はしっかりと結果を出し、積み上げてきている。チーム一丸となって日本一を狙う」と静かな闘志を見せる。
 ニューイヤー駅伝では1990年代に6連覇を含む9回の優勝と「絶対王者」を誇ったが1999年以降は栄冠から遠ざかっている。近年は上位チームのほとんどがアフリカ人選手を採用し、純国産チームにこだわってきた旭化成は、インターナショナル区間の2区で大差を付けられるようになった。


本文記事