運命をきりひらいた、カリスマ指導者

 早大競走部時代、「箱根駅伝」の5区を4年連続で走り、区間賞を2回受賞、2度の総合優勝と1度の往路優勝に貢献した金哲彦。現役引退とともに指導者としての道を切り開くも、42歳でガンを宣告される。運命に翻弄されながら、命と真剣に向き合うことを通して「走る意味」を自らに問うていく。ランニング界のカリスマ指導者の波乱に満ちた半生記。

(上)運命を切り開いたカリスマ指導者

(下)死の恐怖を乗り越えた先の「走る喜び」