マラソン2時間5分代へ 6分代記録保持者3人が語る

 日本マラソン史上初の2時間6分台が出されたのは1999年9月。ベルリンで犬伏孝行が2時間06分57秒で走ったのが歴史を動かした瞬間だった。翌2000年12月には藤田敦史が2時間06分51秒と、国内レース日本人初の6分台を福岡でマークした。2002年10月のシカゴでは高岡寿成が、2時間06分16秒と初の6分台前半に到達した。
 4年間で3回の6分台。2時間5分台も遠くない雰囲気があったが、高岡の日本記録を最後に6分台は11年間も出ていない。夏開催の五輪・世界選手権の入賞は続けているが、記録的には世界との差は開く一方である。それが続けば五輪・世界選手権の入賞も難しくなるのは明らかだ。一刻も早い2時間5分台の実現が望まれている。

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