テレビ番組『オールスター感謝祭』をきっかけにマラソンにのめり込み、カンボジア代表としてオリンピックにも出場したお笑い芸人の猫ひろし(44)。これまで行ってきたストイックなトレーニングの内容や、芸人との両立などについて聞いた。
「芸人なのに真剣にスポーツなんて…」マラソン活躍の裏でネタ番組のオファーは激減、猫ひろし(44)が抱えていた葛藤
タレントからオリンピック選手へ――。一見、無謀とも夢物語とも思える挑戦を、現実のものとした男がいる。マラソンでリオデジャネイロ五輪への出場を果たした芸人の猫ひろしだ。
今年45歳になる彼がマラソンを始めたのは、30歳の時。
「ニャ~」の決めポーズや「ポーツマス!」などの一発ギャグでブレイクを果たした頃、『オールスター感謝祭』(TBS系)の名物企画「赤坂5丁目ミニマラソン」(以下、赤坂マラソン)に出場したことがきっかけだった。
猫ひろし「夜11時に仕事を終え、皇居の周りを40km走り…」オリンピック出場を叶えた、過酷すぎる“マラソンと芸人の両立”
「練習すればするだけ、自分に返ってくる」
彼の初マラソンのタイムは3時間48分。そこから練習を重ね、レースのたびにタイムは着実に伸びていった。
カンボジア国籍で五輪出場、猫ひろし44歳が今明かす“大バッシング”の真相「今後は五輪を目指すつもりも、国籍を戻すつもりもない」
お笑い芸人の猫ひろしがカンボジアに国籍を変更し、オリンピックを目指す――。
2011年、そのニュースは驚きをもって報じられ、やがて国内外を巻き込む騒動へと発展する。
すべての始まりは、堀江貴文氏のインターネット番組に出演したこと。堀江氏に悩みを相談するという趣旨の企画で、収録に行ったら「猫ひろし再生計画」なるものが用意されていたという。