「アイドル」と「アスリート」という2つの人種は、一見すると遠いようで、実は似た存在なのかもしれない。
どちらもファンの声援を力にしながら、時に重圧と戦い、その後押しを受けて目標に一歩ずつ向かっていく。そしてそのゴールに少しでも近づくために日々パフォーマンスに汗を流し、自分を高める努力を惜しまない――。彼ら、彼女たちのそんな姿はファンを笑顔にし、大きな感動を与えてくれる。
精力的なライブ活動と斬新な演出で、人気アイドルグループとして活躍する『ももいろクローバーZ』のリーダー・百田夏菜子と、昨年9月に行われたマラソン・グランド・チャンピオンシップで2位に食い込み、今夏の大舞台を勇敢な挑戦者として迎える女子マラソンの鈴木亜由子(日本郵政グループ)。
2人の話を聞いていると、そんな不思議な共通項が見えてくる。
かたやトップアイドル、かたやトップアスリート。そんな“非なるが似た”フィールドの2人のフロントランナーが語る、スポーツの持つ力とファンの存在とは。