選考の公平性と名場面生み出すMGCは続けるべきだ

誤解を恐れずに言えば、マラソングランドチャンピオンシップMGC)が開かれたのは、強化側のエゴだった。すべては20年東京五輪で結果を残せる者を選ぶため。その熱意は裏を返せば、人気を支えてきた既存の大会から「五輪代表が選ばれる」というアメを少なくすることでもあった。“興行”は二の次だった。

日刊スポーツ