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ラソングランドチャンピオンシップ】
・男子 公式リザルト(PDF
 1位:中村匠吾(2:11:28)
 2位:服部勇馬(2:11:36)
 3位:大迫傑(2:11:41)

・女子 公式リザルト(PDF
 1位:前田穂南(2:25:15)
 2位:鈴木亜由子(2:29:02)

 3位:小原怜(2:29:06) 

 

暑さ強い中村匠吾Vで初五輪 恩師大八木監督男泣き

男を上げた。中村匠吾(27=富士通)が前評判を覆し、2時間11分28秒で優勝。

20年東京五輪の代表に決まった。残り3キロからのスパートで2位の服部勇馬(25=トヨタ自動車)、3位の大迫傑(28=ナイキ)を振り切った。得意な暑さで実力を遺憾なく発揮し、26歳最後の日にV。駒大時代の恩師で、今も指導を受ける大八木弘明監督(61)を男泣きさせた。箱根駅伝で6度の優勝を誇る名門から初の五輪ランナーとなった。

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五輪決めた兄ちゃん服部勇馬、3人の弟妹ら支え力に

服部勇馬(25=トヨタ自動車)が2時間11分36秒で2位となり、念願の東京五輪出場を決めた。

優勝した中村匠吾に次ぎ、40キロ以降は日本記録保持者の大迫傑とのデッドヒートを制した。4月に虫垂炎を患うなど調整に狂いが出ながらも、ピークを合わせて勝負強さを発揮。3人の弟妹ら家族の後押しも受け、“服部家の長男”が学生時代から夢見た大舞台の切符を勝ち取った。

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前田穂南、天満屋厳しい練習と類いまれな集中力でV

女子1号のMGC出場権獲得者だった前田穂南(23=天満屋)が2時間25分15で優勝し、2位に3分47秒差をつける独走で東京オリンピック(五輪)代表切符をつかみ取った。

全国高校駅伝では3年間控え。そこから類いまれな集中力でマラソンの才能を花開かせた。00年シドニー五輪から4連続で五輪代表を輩出した天満屋は、8年ぶり5人目となる代表内定で名門の底力を見せつけた。

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2位死守の鈴木亜由子、母は知ってた白い歯のサイン

30キロ過ぎ、2位につけていた鈴木亜由子(27=日本郵政グループ)は時折白い歯を見せ、笑顔のような表情になった。余裕かと思われたが、実は苦しさのサインだった。「口角が上がって笑ってるように見えるだけ。足が動かなかった。今までで1番長い10キロでした」。40キロで33秒あった3位との差がゴール時は4秒。1人で歩けないほどになり、心配で駆けつけた母由美子さんは「あの白い歯が出たらいつもダメなんですよ。ヒヤヒヤしてました」とホッと胸をなで下ろした。

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決断難しい3位大迫傑に「自分なら出ない」瀬古氏

優勝候補に挙げられていた大迫傑(27=ナイキ)は3位に終わり、今大会での五輪代表切符を逃した。「力負け。真摯(しんし)に受け止めたい」と悔しさをかみ殺した。

最大のライバル設楽が序盤から飛ばしたことで、焦りが出た。「普段ならもう少し後ろにいるところが、前で進めてしまった」。ここでの無理が終盤にたたった。残り2キロを切った後にいったんは先頭に並びかけたが、再び引き離され「足が残っていなくてきつかった。最後に短い坂で出られてしまった」。服部との2位争いにも後れを取った。

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小原怜「詰めの甘さ」3位悔やむも代表入りへ望み

女子の小原怜は最後は追い上げ、2位の鈴木と4秒差の3位でゴールした。3枠目の有力候補ではあるが、今後の国内指定3レース後に代表は決まる。

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MGC男子コメント集/激闘を制した中村匠吾、粘り抜いた服部勇馬が東京五輪代表内定

東京五輪のマラソン日本代表(男女各上位2名)を決めるマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)男子は、設楽悠汰(Honda)がスタート直後から独走、一時は第2グループに2分近い差をつけるときもあったが、37km過ぎに第グループが設楽をとらえると、40km過ぎからは中村匠吾(富士通)、服部勇馬(トヨタ自動車)、大迫傑Nike)の三つ巴のデッドヒートに。そんななか、先に仕掛けた中村が上り坂でもペースを落とすことなくそのまま逃げ切り、駒澤大出身では初めてのオリンピックマラソン代表内定となった。

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MGC女子コメント集/前田穂南が圧巻のレース支配、鈴木亜由子は逃げ切り代表内定

 東京五輪のマラソン日本代表(男女各上位2名)を決めるマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)女子は、大方の予想を覆し、序盤からハイペースとなり、有力選手がペースを崩すなど波乱の展開となったが、前田穂南(天満屋)が終始、自身のペースを保ち、中盤以降は独走態勢に入り、そのままゴールテープを切った。2位には鈴木亜由子JP日本郵政グループ)が小原怜(天満屋)の追い上げを振り切り2位となった。

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「大成功」だったMGC、東京五輪後への継承が課題

 出場選手の所属企業や出身地から来た応援団など観衆が沿道を切れ目なく埋め尽くした。その数は主催者発表で実に52万5千人。「応援がすごくて諦めるわけにはいかなかった」とレース後、何人もの選手が口にした。選手の人数だけでいえば、たかだか40人の大会だ。それでも都民は都心の交通規制を受け入れ、感動的な勝負を後押しした。

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 瀬古リーダーMGCを総括「日本のマラソン界が強くなると確信した」 

 日本陸連が大会総括会見を開き、男女2枠ずつが決まった今大会を振り返った。一発勝負で五輪代表を争う今回の試み。瀬古利彦・マラソン強化戦略プロジェクトリーダーは「ものすごく強化につながっていく。プレッシャーの中で、絶対に負けられないという中でやる。人間的にも、ものすごく成長すると思う。日本のマラソン界が強くなると確信した。これに近いことをこれからもやって欲しいと思う」と期待を込めた。

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