名古屋ウィメンズマラソン 2019
福士加代子がMGC出場権 転倒流血からリベンジ
福士加代子(36=ワコール)が20年東京オリンピック(五輪)の代表選考会「マラソン・グランドチャンピオンシップ(MGC)」の代表権を獲得した。2時間24分9秒の8位で日本人2位となり条件をクリア。すでに出場権のある岩出玲亜(24=アンダーアーマー)に日本人トップを譲ったが、1月の大阪国際でのリベンジを果たした。 福士はMGC出場権の盾をもらうと「いただきまーす。やっと取ったわ。疲れた」と苦笑い。インタビューでは「やりました。やっととりましたMGC。日本人トップになりたかったけど、岩出選手が強かった残念。転ばなければいける。応援も聞こえた。良かったです名古屋」と笑顔をあふれさせた。
女子MGC進出者は14人 国内主要大会終了
名古屋ウィメンズマラソン終了し、女子のMGCシリーズと呼ばれる国内主要大会が終了した。今大会では5人が出場権を獲得。現時点で20年東京五輪の代表選考会である「マラソン・グランドチャンピオンシップ(MGC)」(9月15日)に女子は14人が出場を決めた。
第74回琵琶湖毎日マラソン
川内優輝「サブ10」で日本人2位!世界選手権見えた
4月にプロ転向する川内優輝(埼玉県庁)が、2時間9分21秒で日本人2番手の8位に入り、世界選手権(9月27日開幕、カタール・ドーハ)の代表入りに大きく前進した。
「サブ10をやっておかないと、気持ち良くプロに行けない」。大会前の意気込み通り、17年7月のゴールドコースト以来、1年8カ月ぶりに2時間10分切りを果たした。
川内優輝「公務員卒業」3秒の悔しさがプロ転向理由
男子マラソンの川内優輝(32=埼玉県庁)が、小雨の中で公務員ラストマラソンで疾走した。2時間9分20秒の8位で、日本人2位だった。
4月のプロ転向を前に、公務員として最後のマラソン。「今回が最後になり、感慨深い。11年から埼玉県庁になって、当時は24歳。今は32歳でずいぶんと年をとったなと思うけど。32歳から再チャレンジ、わくわくする世界が待っている」。新しい世界に飛び出すために、今秋の世界選手権ドーハ大会を目標に掲げ、帽子なしのランニングスタイルで走った。
マラソン・グランドチャンピオンシップ出場者一覧
東京オリンピック・マラソン代表男女各2人を決めるグランドチャンピオンシップ(MGC、19年9月15日)の出場権獲得者は以下の通り。
◆男子 村沢明伸、佐藤悠基(日清食品グループ)大迫傑(ナイキ・オレゴンプロジェクト)上門大祐(大塚製薬)竹ノ内佳樹(NTT西日本)設楽悠太(ホンダ)井上大仁、木滑良、岩田勇治(MHPS)宮脇千博、藤本拓、服部勇馬(トヨタ自動車)山本憲二(マツダ)中村匠吾(富士通)園田隼(黒崎播磨)川内優輝(埼玉県庁)岡本直己、藤川拓也(中国電力)谷川智浩、山本浩之(コニカミノルタ)大塚祥平(九電工)中本健太郎(安川電機)山岸宏貴、橋本崚(GMOアスリーツ)福田穣(西鉄)二岡康平(中電工)堀尾謙介(中大)今井正人(トヨタ自動車九州)神野大地(セルソース)河合代二(トーエネック)