20年東京五輪のマラソンコースが発表されたことを受け、日本陸連の瀬古利彦・マラソン強化戦略プロジェクトリーダーが31日、都内で取材に応じた。
世界各地でフルマラソンを走った経験を持つ公務員ランナーの川内優輝(31=埼玉県庁)は、31日に発表された東京五輪のマラソンコースについて「最後に上りがあるので、より過酷なレースにするにはいいコースですね」と印象を語った。
【有森裕子の目】勝負どころの最後の上り 練習で十分克服可能
このコースの特徴はスタート直後の下りと終盤の上り、そして3カ所の折り返しです。最初に下りがあると楽なように見えますが、猛暑の中でいきなり飛ばしすぎると体力を消耗してしまい、中盤以降に影響が出ます。まず最初の5キロでオーバーペースにならないように自重し、後にどれだけ力を残しておけるかがポイントです。
東京五輪マラソン 37キロ過ぎの上り坂勝負 平坦コース、暑さどう対応
2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会が31日に発表した東京五輪のマラソンコースは、17年に刷新された現在の東京マラソンと重なる部分が多い。日本陸連の瀬古利彦マラソン強化戦略プロジェクトリーダーは「選手はイメージが湧きやすい」とみる。