マラソンより複雑⁉️箱根のスターがひしめくリオ五輪 長距離代表あらそい

 リオ五輪のマラソン日本代表は決定したが、トラック&フィールド種目はシーズンインしたばかり。特に、日本選手権(6月24〜26日)の結果を受けて代表が決まる男子5000mと1万mは、箱根で活躍した人気選手たちがひしめいている。

 そのなかで誰が代表の座を勝ち取るのか。予想するうえで、事前に理解しておきたいのが「参加標準記録」と「派遣設定記録」という2つの「記録」だ。

 陸上競技の五輪代表は、期限内(7月11日)に国際陸連(IAAF)が定めた参加標準記録を突破した選手のなかから、各国で最大3名が選出される。その参加標準記録とは別に、日本陸連が独自に定めているボーダーラインが派遣設定記録。選手たちがより高いレベルを目指すよう、「世界ランク12位相当」を基準に設けられたこの記録をクリアすれば、選考の際にかなり有利になる。



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