箱根駅伝“3強”の明暗を分けたのは? 青学大にV2引き寄せた“陰のMVP”

 第92回箱根駅伝青山学院大が2連覇を達成、2位に東洋大、3位に駒澤大が入り、“3強”の地位が揺らぐことはなかった。

 ただ1つ予想外だったのは、接戦ではなく、3校それぞれが単独走になったことだろう。青山学院大は1区の久保田和真でトップに立ってから一度も首位を譲らず、1977年(第53回大会)の日本体育大以来、39年ぶりの完全優勝東洋大は2区で2位に浮上すると、3区以降は一人旅。1区で出遅れた駒澤大も、5区で3位に浮上してからは独走が続いた。気温が上がったことで実力差の出やすいレースとなったが、戦力きっ抗の戦国時代は去り、上位校それぞれのポジションが確立された大会となった。

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