筑波大、26年ぶり箱根駅伝復活の舞台裏 結束生んだ「賭け」のチーム改革

響き渡る歓喜の「桐の葉」

箱根駅伝予選会で26年ぶりの箱根駅伝出場が決まり、選手らに胴上げされる筑波大の弘山勉監督(手前)=2019年10月26日、東京・国営昭和記念公園【時事通信社】

 筑波大が26年ぶりに箱根駅伝に帰ってくる。第96回東京箱根間往復大学駅伝競走の予選会が行われた10月26日。爽やかな秋晴れの空の下、歓喜の歌声が高らかに響き渡った。筑波大の前身である東京高等師範学校時代から、約100年歌い継がれる宣揚歌「桐の葉」。選手、学生、卒業生らが肩を組み、笑顔で大合唱する。あまたの関係者が待ち望んだ瞬間だった。長く閉ざされた重い扉をどのようにして開いたのか。復活までの軌跡を追った。

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