IH取材者コラム/史上最多8度目の総合優勝・洛南高の強さに見る未来への礎と伝統

 新時代の幕開けに相応しい大会だった。沖縄県で開催された陸上競技のインターハイ(IH/全国高校選手権)。チーム力の証しでもある男子総合は洛南高(京都)が第47回大会の添上高(奈良)の76点に次ぐ史上2番目の53点を獲得し、2年ぶり8度目の頂点に立った。今回の活躍で総得点も572.5点となり、前回まで首位を走っていた7度の総合優勝を誇る成田高(千葉)を抜き優勝回数、総得点でトップへ。ここ8年で6度の総合優勝はまさに驚異的といえる。自身も同校のOBで、指導に関わり34年目となる柴田博之先生は、「今回は中長距離陣も含め、しっかりチーム全体で戦えた。生徒たちが私の予想を上回る成長を見せてくれた結果」としみじみと話す。

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