23年残るリレー日本記録 アンカーは再び夢舞台めざす

陸上競技のリレーといえば、かつては4×400メートル(1600メートル、通称マイル)リレーが世界に近いと注目を浴びていた。大森盛一(おおもり・しげかず)さん(47)は1996年アトランタ五輪で5位入賞を果たしたレースでアンカーを務め、現在も破られていない日本記録(3分0秒76)を樹立した。引退後トラックを離れいくつもの職業を転々としたが、再び陸上界に指導者として復帰。いよいよい1年後に迫る東京五輪パラリンピック出場を全盲のパラ陸上選手、高田千明さんと二人三脚で狙っている。アスリートの引退後をたどる「未完のレース」、スポーツライター増島みどりが4回連載する。

www.nikkei.com