箱根駅伝から日本マラソン界の救世主へ 大迫傑と設楽悠太

同学年のライバル

シカゴ・マラソンで日本新記録を出した大迫傑=2018年10月7日、米シカゴ【EPA時事】

 大迫傑(ナイキ)と設楽悠太(ホンダ)。性格だけでなくマラソンに取り組む姿勢でも好対照の二人が2018年、男子マラソン日本記録を相次いで塗り替えた。長年低迷し続けてきた日本男子マラソン界。20年東京五輪を1年後に控え、願ってもない期待の存在が現れた。9月15日に開催される東京五輪ラソン代表選考レースのマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)では、大迫と設楽の走りが最も注目される。

 18年2月25日の東京マラソンで、設楽は2時間6分11秒で日本人トップの2位となり、高岡寿成が保持していた日本記録を16年ぶりに5秒更新した。同年10月7日のシカゴ・マラソンに臨んだ大迫は2時間5分50秒で3位に入り、設楽の日本記録をさらに21秒縮めた。日本マラソン界の救世主となり得る二人の人物像とマラソン観などを探った。

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