男子マラソンの川内優輝(32=あいおいニッセイ同和損害保険)が10日、前回大会で日本人31年ぶりに優勝したボストン出場のため、渡米する前に取材に応じた。
川内は「昨年の結果は天候にも恵まれ、マグレぐらいに思われている。最低限入賞を果たしたい」と意気込んだ。たしかに前回大会は気温3・3度、大雨、強風の悪条件だった。スピードあるランナーが力を発揮できず、下馬評を覆し、大サプライズを起こした。男子でアフリカ出身でない選手では17年ぶり勝利だった、そのタイムは2時間15分18秒だった。
井上大仁は坂自信「日本で一番強い」川内から太鼓判
男子マラソンで日本歴代5位の自己記録を持つ井上大仁(26=MHPS)が10日、ボストンに出場するため、成田空港発の航空機で渡米した。
川内がボストンマラソンへ出発 “川内日和”の悪天候予報に「望むところ」
1日にプロ転向した元公務員ランナー・川内優輝(32)=あいおいニッセイ同和損害保険=と昨年のジャカルタ・アジア大会覇者の井上大仁(26)=MHPS=が10日、ボストン・マラソン(15日)へ出発した。前回王者として臨む川内は「先頭集団で勝負したい。日本のマラソンが世界に通用することを証明したい」と意気込んだ。