箱根駅伝、青山学院の負けてもライバルを震撼させた底力
青山学院の「復路の激走」が与えた衝撃
箱根駅伝は東海大学が初優勝。青山学院の総合5連覇は成らなかった。
今回は「ゴーゴー大作戦」と、例年にも増して軽薄とも思えるキャッチフレーズで臨んだ青山学院の原晋監督に非難の声も上がっている。だが敗れてなお、「脅威」ともいえる深い衝撃を青山学院はライバルたちに与えたのではないだろうか。
(どうやったら、あんな強いチームが作れるのか!?)
4区、5区の失速で、往路は6位、首位東洋大学に5分30秒も遅れた。この時点で5連覇は難しくなった。すると原監督は、選手たちの気持ちを「復路優勝」に切り替え、「往路の敗因は采配ミス」と自らの責任を公言した。
そして翌日、青山学院の各ランナーは「奇跡が起きるのではないか」、応援者には期待を、ライバルには底知れない不安と脅威を与え続けた。
箱根駅伝を終えた選手たちが語ったこととは
箱根駅伝のゴールテープを切った4時間後、アイビーホールで報告会が行われた。選手らを会に集まった人々が盛大な拍手で迎え、箱根駅伝での力走を労った。
原監督と箱根駅伝を走った10人の選手が2日間を振り返って語ったこととは。