箱根駅伝が好きすぎて箱根山中に家を買った大バカ編集者として紹介されてはや3年。ふるさと納税も箱根町に納め、土着化計画は進行している。
私はもちろん出雲も全日本も、さらにはニューイヤー駅伝も都大路(高校駅伝)も楽しみに見ているが、それでも心から愛しているのは箱根駅伝だけだ。もっと言えば、箱根駅伝の5区と6区(山上りと山下り)を偏愛していると言ってもいい。そう思っている人は絶対に少なくないはず。〝山〟がなかったら、たぶん視聴率だって4~5%は下がるんじゃないだろうか?
だから私は、以前から箱根駅伝の創始者・金栗四三(かなぐり・しそう)という人に興味を抱いていた。その彼が、1月6日から始まる2019年の大河ドラマ『いだてん 東京オリムピック噺』の主人公だというではないか! しかも脚本は『あまちゃん』の宮藤官九郎、金栗役は中村勘九郎だ。楽しみで仕方ない。ちなみに、いだてん(韋駄天)とは仏教における増長天の八将で、走る神とも言われており、足の速い人の例えとされている。