出雲駅伝「完敗」の東海大は巻き返せるか。初駅伝組が次につながる好走

 館澤亨次(たてざわ・りょうじ/3年)がタオルを握りしめ、背を向けて号泣している。中島怜利(れいり/3年)は、ベンチの一番端に座り、魂を抜かれたかのように沈んでいた。

 学生3大駅伝のスタートとなる出雲駅伝東海大学は2連覇を達成できず、3位に終わった。前評判では青学大東洋大とともに優勝候補の一角に挙げられていたが、レースは青学大の影すら踏めず、両角速(もろずみ・はやし)監督は「完敗です」と厳しい表情を見せた。

“黄金世代”の3年生が主力で、5000m13分台の選手は青学大よりも多く、しかもスピードに強いチームがスピード駅伝と言われる出雲で、なぜ勝てなかったのだろうか――。

sportsbull.jp