青学無双の予感が漂った出雲駅伝。原監督は「いやあ見事だったね」。

 出雲駅伝は、青山学院大東洋大を振り切った。

 青学大東洋大の差はわずか12秒。ひとりあたり2秒という僅差である。

 ゴール後、両校の監督、選手たちに話を聞くと、勝敗のカギとなった区間は「1区」だったことが浮かび上がってきた。

 青学大・原晋監督、東洋大酒井俊幸監督とも、1区に惜しみなくエースをつぎ込んだ。6区間の出雲では出遅れが致命傷になりかねない。

 青学大は7月のホクレン・ディスタンスチャレンジの5000mで13分37秒という青学大記録をマークした橋詰大慧(4年)、対する東洋大も13分台の自己ベストを持つ相澤晃(3年)を投入した。

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