東京マラソン最大の注目点。3分切りペースと3分00秒ペースの“違い”がわかると観戦が面白くなる

 東京マラソン(2月25日開催。都庁スタート、東京駅フィニッシュ)が近づいて来た。日本で唯一“世界標準”を謳う大会で、前世界記録保持者のウィルソン・キプサング(ケニア)ら、世界のトップ選手が多数出場する。ペースメークも日本記録を上回る“世界標準”だが、そのペースに設楽悠太(Honda)、井上大仁(MHPS)らが挑戦する。

 これまでも1km3分を切るペース設定で走り、優勝や日本人トップをとる選手はいたが、終盤にペースダウンをして日本記録更新まではできなかった。だが、日本の男子マラソンは今、充実期に入りつつある。前回2時間08分22秒で日本人トップの井上大仁(MHPS)と、前半異次元ともいえるハイペースに挑んだ設楽悠太(Honda)には、日本記録更新も期待できそうだ。news.yahoo.co.jp