駅伝はマラソンをダメにするのか?

 「駅伝が日本のマラソンをダメにした」と主張するのは、主にメディアだろうか。いやいや、駅伝がなかったら、日本のマラソンはもっとダメになっていた、と私は思う。その思いをさらに強くした年明けだった。

 元旦の全日本実業団駅伝は旭化成が18年ぶりに優勝を飾った。以前のように、高卒の選手が中心のチームでなく、今年は箱根駅伝で活躍した選手ばかりが顔をそろえた。これも時代の流れだろう。このメンバーの中にも今年のマラソンでの活躍が期待される選手がいる。双子の市田兄弟だ。ともに鹿児島実高から大東文化大をへて、旭化成に入った。特に兄の孝はこのところ安定した力を発揮していおり、宗猛総監督の期待も大きい。2月26日、東京で初マラソンに挑む。

 

 

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